- はじめに
- 前回の記事
- 『BRIDGE』掲載記事
- 『Microsoft Azure』の情報収集
- 『Microsoft Build』
- 『Microsoft Build Japan』
- 『Microsoft Ignite』
- 『Microsoft Ignite Japan』
- 『Microsoft (有志)』の記事
- 『Azureの新機能』
- 『Microsoft Learn』
- 『Azure コマンド ライン インターフェイス (CLI)』
- 『日本マイクロソフト サポート情報』
- 最後に
はじめに
こんにちは、HEROZ ASK の開発チームです。
今回のポストでは、このプロダクトの開発で活用しているインフラ技術を紹介したいと思います。
前回の記事
『BRIDGE』掲載記事
HEROZ ASK について取り上げていただきました。
専門家が業務で使えるAIアシスタント「HEROZ ASK」——生成AI、成長の方程式/HEROZ 執行役員 関享太氏、エンジニア 加納邦彦氏 #ms4su https://t.co/Ds57eQjOHz
— BRIDGE(JP) (@thebridge_jp) 2024年5月17日
『Microsoft Azure』の情報収集
皆さんは、どのようにAzureを勉強していますか?今回は情報のキャッチアップ方法について紹介したいと思います。
『Microsoft Build』
先日、米国 Microsoft 主催の年次開発者会議「Microsoft Build」(2024年5⽉21⽇‐23⽇ 米国時間)が開催されました。
「Microsoft Build Book of News」に、発表された主要なニュース項目がまとまっています。
ただ、発表内容が多いため、キャッチアップが大変ですね
『Microsoft Build Japan』
日本の開発者向けに「Microsoft Build Japan」(2024年6月27日‐28日)が開催されます。 1ヵ月程度遅れますが、まとまった日本語情報を提供していただけるのは助かります。
【 Microsoft Build Japan 参加登録開始!】
— Microsoft Tech (@msdevjp) 2024年5月10日
今年はオンラインにて開催決定!
日本の開発者様向けに、米国 Microsoft 主催の年次開発者会議「Microsoft Build」で発表される最新情報や日本のオリジナル コンテンツを 2 日間でお届けします。
▼参加登録(無料)https://t.co/DhTSY3Yk52#MSBuild pic.twitter.com/zSiXpphL1A
『Microsoft Ignite』
冬には、「Microsoft Ignite」(2024年11⽉18⽇‐22⽇ 米国時間)が開催されます。
2023年は、「MICROSOFT IGNITE BOOK OF NEWS」に、発表された主要なニュース項目がまとまっています。
『Microsoft Ignite Japan』
2023年と同様に、日本の開発者向けに「Microsoft Ignite Japan」も開催されることでしょう。
【いよいよ明日開催|Microsoft Ignite Japan 】
— Microsoft Tech (@msdevjp) 2023年12月12日
AI トランスフォーメーションを体験する準備は出来ていますか?
明日 10:00 から #MSIgnite Japan を開催します!
イベントに参加してイノベーションの最新情報を確認しましょう。
▼オンライン参加登録はこちらhttps://t.co/vMLuy5RUBE pic.twitter.com/Bs5CZW4OgG
『Microsoft (有志)』の記事
Zennでは、Microsoft Azureをはじめとする最新技術情報が提供されています。 米国 Microsoft 主催の大規模なイベント直後は、Microsoft社員の方々により、一斉更新が始まります。
Azure OpenAI Service の GPT-4o 対応をするのに、以下のブログ記事が参考になりました。
Azure AI Searchについては、花ヶ﨑さんのQiitaが参考になります。
Azure OpenAI Serviceについては、蒲生さんのSpeaker Deckが参考になります。
私がコツコツ図を作ってはアップデートしてる無料のLLMシステム開発マニュアル「ChatGPT - LLMシステム開発大全」をアップデートしました。
— Hirosato Gamo | AI Cloud Solution Architect (@hiro_gamo) 2024年5月31日
もう200ページ近くなってきました。これだけ図解だらけのLLM資料は有償無償のどんな書籍や資料を見てもなかなか無いんじゃないかと自負してます!… pic.twitter.com/lvSiBJuIkx
『Azureの新機能』
AzureやAzure OpenAI Service の新機能をまとめたページがあります。 ただし、「Microsoft Build」などの大規模なイベントで発表された新機能の反映は多少遅れる印象があります。 また、日本語への翻訳が遅れる場合もあるため、英語ドキュメントのチェックも必要です。
azure.microsoft.com learn.microsoft.com
『Microsoft Learn』
製品、キャリア パス別のトレーニングなど、公式ドキュメントがとても充実しています。
ただし、
- あまりに膨大なため、何から手をつけていいかわからない。
- 英語の自動翻訳のため、あまり頭に入ってこない。
- どこまで勉強すれば、商用サービスを構築・運用できるのかわからない。
など、迷子になってしまうことはあるかもしれません。
ドキュメントと睨めっこしながら、実際に手を動かして、Azureのサービスを触ってみるということが大事だと思います。
『Azure コマンド ライン インターフェイス (CLI)』
Azure Portal から手を動かしたことは、なるべく効率化したいですよね。 Azure CLIのチュートリアルやサンプルで自動化できないか試すことをお勧めします。
注意点としては、
- Azure Portal から手作業でしか設定できない項目の方が多い
- 新機能のアップデートで仕様が変わり、エラーになる場合がある
- 削除したリソース次第で、論理削除(完全に削除されていない)となり、再作成するとエラーになる場合がある
などがあります。
コマンドラインで出来ること、手作業でしか設定できないことを把握した上で、どれくらい労力をかけるのが構築/運用フェーズでコスパがいいか、見極めが重要です。 Azure のリソースをコードで管理できるか試すのは、それからでも遅くないのではないかと思います。
learn.microsoft.com learn.microsoft.com
『日本マイクロソフト サポート情報』
他のクラウドでは一般的ですが、「Microsoft Learn」の記載にないことをやりたい場合、情報が不足していて困ることがあります。 そんな時に役立つのが、「Microsoft Azure テクニカルサポートチーム」のブログ記事です。
「Azure OpenAI Service」であれば、「Japan Azure Cognitive Services サポートチーム」のブログが参考になります。 自分が困っていることは、皆さん困っている印象があります。
どうしてもわからなければ、あまり悩まずにAzure サポートにサポートケースを起票するのも手かもしれません。 ただし、漠然とした理解で質問しても、有効な回答は得られないかもしれません。質問の前に下調べして、十分に理解する努力は必要です。
最後に
今後も HEROZ は、クラウド技術と生成 AI を活用したサービス提供について、今後も技術的にさらに踏み込んだ内容を発信して行きたいと思います。本ブログをご愛顧いただければ幸いです。最後までお付き合いいただきありがとうございました。